2019年2月10日日曜日

小説の表紙画像のイラストを安価に外注する方法

桜沢ゆう_踊り子_表紙画像セルフパブリッシング作家にとって小説の文章を書くことの次に大事な作業は表紙を作ることです。

近年のトレンドとしては縦と横の寸法比が1.6:1になっており、Amazonの場合は「表紙ファイルの理想的な寸法は2,560(縦) x 1,600(横)ピクセル」とKDPヘルプに明記されています。

私の作業手順としてはAdobe Illustratorで1600px x 2560px の新規ドキュメントを設定し、その中に画像を挿入してから文字ツールで題名、作者名などをタイプして表紙画像ファイルを作成します。JPG形式で書き出し、その画像を1600px x2560pxにリサイズしてSigilというソフトウェアでEpubファイルに埋め込みます。

小説を書くたびに行う作業なので「適切な画像」さえあれば10分で表紙は作れるのですが、作家たるもの文章は書けても絵を描く能力は無いのが普通です。

私はFlickrなどでCreative Commons画像を検索しattributionを記載して使用するか、パブリックドメインの画像を探し出して使用することにしています。また、最近は人物画像を背景から切り出すAIが発達したので、二つ以上のパブリックドメイン画像を合成して表紙を作成することもあります。(冒頭の画像はパブリックドメインのイラストの人物を切り出し、自分で撮影した写真画像を背景にして作成したものです。)
写真画像ではなくイラストを使いたいという欲求は持っていたのですが、パブリックドメインのイラストはクォリティーの高いものが少ないので苦労していました。ワコムのタブレットを購入し、写真をなぞってイラストを描くことにも挑戦してみたところ、上手な幼稚園児レベルのイラストが精一杯でした。

そんな時に見つけたのが個人間イラストオーダーメイドのサイトです。在宅ワークの取次サイトですが、イラスト作家のオファーが8300件も登録されており、表紙画像に使えるイラスト作成が下は1000円から、上は1万円以上まで様々な価格でオファーされています。

「安い順に表示」で表示させてみると1000円でのオファーが240件掲載されていました。1000円は「アイコン」が大半ですが、一辺が500~1000px のサイズのPNG画像が多いので、自分で背景写真を用意して、その中に埋め込む形式での使用なら丁度良いと考えられます。

現在執筆中の小説の表紙画像に使ってみるつもりです。(そのうちに顛末記を書きたいと思います。)

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