2018年2月28日水曜日

ビットコイン・仮想通貨に関するハウツー本の書き方

ビットコインを始めとする仮想通貨相場のバブル崩壊とその後の乱高下、それと同時にコインチェックの仮想通貨NEM流出事件、Zaiffでの21億BTC発注事件など、仮想通貨はいったいどうなるんだろうかと心配させる出来事が起きています。

社会的に注目が集まっているニッチ分野というのは、セルフパブリッシング作家にとっての有望領域だと思います。私はこれまでにAmazon KDPで136冊の小説(日本語・英語の合計)を出版しましたが、ノンフィクションは1冊だけです。 「原作開発プロジェクトコンテスト受賞作家が明かす 売れる小説の書き方」というハウツー本で、本業(小説)の延長みたいな本です。

ビットコインには興味があるので、自分の殻を破るという意味でも挑戦しようかなと思い立ちネットで学び始めましたが、例えば「主婦のための」とか「OLのための」という私が書きやすそうな種類のハウツー本でも、執筆可能レベルに達するまでにはかなり学習時間がかかりそうです。コスパ悪そう……。

じゃあ安易に語学力を活かそう!と思い立ち、翻訳権を取得できそうな英語のハウツー本を探し始めました。そこでヒットした書籍が2つありました。

Become a Bitcoin Virtuoso!
  1. Who is Satoshi Nakamoto
  2. There is a Limit to Bitcoins
  3. Fiat Money Explained
  4. The Cryptographic Protocol
  5. How to Buy Bitcoin
  6. Should You Invest in Bitcoin?
  7. Bitcoin - the Basics
  8. Mining for Bitcoins
  9. Where to Buy Bitcoins and Where to Spend Them
  10. Other Cryptocurrencies
  11. Bitcoin Forking
  12. Bitcoin Cash
  13. Watch Your Wallet
  14. Bitcoin Misadventures
  15. Can You Get Free Bitcoins?
約8,300語(30ページ強ってところかな)のPLR書籍です。価格(権利料)はわずか$15。普通に勉強のために本を読むつもりで買える価格です。

ご存知の通りPLRとはPrivate Label Rights、すなわち、タイトルを好きなように改変して再販しても良いという形のライセンスで、この本の場合は、タイトルだけでなく、内容を如何様に変更してもOKだし、勿論翻訳しても大丈夫。

Bitcoin Profit Secrets
Done-For-You Private Label Package

こちらは少しお高くて$37。約40,000語(160ページ)の電子書籍だけでなく、グラフィックや販促(販売)サイトやメルマガのテンプレートまでついた完全セット版です。恐らく英語圏では、そのままコピペの本とか、単語や語順などだけを改変した節操のないコンテンツが氾濫していることでしょう。$37払って手に入れて、最悪$10で4冊売れればトントンというアメリカ人らしい思考……。

日本向けですと、このパッケージを買えば自分が使いたい部分だけを活用し、自分の言葉に直し、日本人が興味を持っているエピソードを適宜挿入すれば、読者が見て「他にない」書籍に仕上げられそうです。
  • Lesson 1 - What is Bitcoin and Cryptocurrency?
    Lesson 2 - How Is The Value of Bitcoin Determined?
    Lesson 3 - Different techniques to acquiring bitcoin.
    Lesson 4 - Everything you need to know about Bitcoin Mining
    Lesson 5 - Storing your Bitcoin and other cryptocurrency safely
    Lesson 6 - Trading and Selling your Bitcoin for profit
    Lesson 7 - Using Bitcoin as an investment strategy
    Lesson 8 - Accepting and using Bitcoin in your business
    Lesson 9 - Protect yourself against fraud and theft
    Lesson 10 -The Future of Cryptocurrency
買うか買うまいか迷っているところです。これを手掛ければ2~3週間か、下手をすると1ヶ月ほどかかるという予感があります。小説を書く方がコスパが高そうです。

やっぱりやめとこうかな……。
販売サイトやメルマガのテンプレート付きなら、インターネットでのコンテンツビジネスのひとつの完成版を学べるという意味で、とにかく買おうかな……。

2、3日考えてみます。






2018年2月26日月曜日

KDPで出版した電子書籍の販売促進ツール

私の場合KDPで出版した電子書籍の販売促進は主に下記の方法で実施しています。
  • 自分のブログに紹介記事を書きAmazonの販売ページへのリンクを掲載する。
  • Amazon.comで出版済みの本は5日間の無料ダウンロードキャンペーンを打ち続ける(68冊出版済みなので各書籍を年に1回無料キャンペーンする計算になります。)
英語本の場合は、電子書籍の紹介サイト、特に無料DL期間中の本を専門に紹介するサイトが数多く存在しており、出版した本の紹介記事をこまめに投稿すればそれなりの販促効果があります。私も英語出版を開始したころ、数か月間はそのようなこまめな作業を自分で実施したり、Fiverrなどでフリーランサーに依頼して投稿してもらったりしたのですが、面倒になってきて、ここ1年ほどは無料キャンペーンを打つだけになってしまいました。フリーランサーを使った場合の相場としては経験豊富なフリーランサーに10のサイトに投稿してもらって$10ぐらいが相場でした。(もっと安いフリーランサーも存在します。)
先週、KDP作家向けのメルマガで、電子書籍の紹介記事の投稿を自動でやってくれるソフトの紹介があり、価格も高くなかった($47)ので半信半疑で購入してみたところ、期待した以上に役立ちました。

これはKDROIというソフトで、Google Chromeのアドオンとして動作します。
電子書籍のタイトル、ASIN、Amazon販売ページのURL、価格、著者名、メールアドレス、紹介文(サマリー)を記入し、無料キャンペーンなどの開始日と終了日を選ぶと、このソフトウェアが各々の販促サイトに適したフォーマットに変換してくれて、20以上のサイトに一発で投稿できます。

https://jvz6.com/c/137673/179288

このソフトはキンドル出版用のキーワード、カテゴリー等の解析ソフトでベストセラーの実績があるKDSPYというソフトのメーカーが1~2年前に発売し、英語圏のKDP作家にはよく知られたソフトのようです。

インストールはGoogle Chromeの拡張(アドオン)としてワンクリックで完了します。実際にこのアドオンを使ってフリーキャンペーンについて投稿作業を行ってみました。

まず、プロモーションしたい自分の電子書籍のAmazonの販売ページを開きます。そこでKDROIのソフトを起動(Chromeの右上に表示されたアイコンをクリック)すると、以下のように本のタイトル、販売URL、ASIN、価格、著者名を自動的に拾って記入してくれます。コンタクト用のメールアドレスは自分で記入します。


 次の画面では本の説明と著者に関する説明をKDROIが自動的に拾って記入してくれています。編集してもよいし、そのままNEXTを押しても結構です。



次は投稿したいウェブサイトを選びます。全部のサイトに投稿したければそのままNEXTをクリックします。

AmazonのKDPの本棚で設定した無料キャンペーンの開始日と終了日を入力します。


ここでSubmit Promotionsをクリックすると、投稿作業が開始され、数十秒で完了します。



結局手動入力したのはメールアドレスと無料キャンペーンの開始日・終了日だけですので一冊当たりに必要な作業は一分もかかりません。ささっと3冊やってみましたが、拍子抜けするほど簡単に約30サイトへの投稿が完了しました。例えば一番下の行の"Abducted into the Third Gender"の場合は以下の29サイトへの投稿がSuccessfulで、他3サイトへの投稿がUnsuccessfulに終わりました。 

 "People Reads", "I JustRead.It", "Awesome Gang", "Ignite Your Book", "Free99Books", "Indie Book of the Day", "eFreeBooks", "Book Deal Hunter", "eReader Cafe", "Free Books", "Armadillo eBooks", "Its Write Now", "Free Discounted Books", "eReader Girl", "Book Goodies", "One Hundred Free Books", "eBook Bargains Today", "Book Boost", "Free Stuff Times", "eBooks Habit", "Frugal Freebies", "Book Circle", "eBook Lister", "Bookzio", "Freebies 4 Mom", "Discount Book Man", "Pretty Hot", "Mega Book Deals", "eBook Saurus"

のべ90サイトへの投稿が$47でできたということはFiverrなどでフリーランサーに頼むよりずっと安上がり。元を取れた気分です。KDROIは英語書籍を出版する作家にとって強い味方だと思いました。

日本語の本はどうか?ということで、Amazon.co.jpで出版中の本のページで起動してみたところ、日本語の文字は拾ってくれませんでした。手動入力でタイトル、ASIN、著者名などを入れればOKですが、上記の4段階目の投稿先サイトが英語サイトばかりですので、残念ながら日本語の本の販促には使えません。


 Comment:
参考になりました!ありがとうございました!!