2018年7月20日金曜日

秋津球場で世界女子ソフトボール選手権大会がもうすぐ開催されます

私の生活圏、千葉県習志野市の秋津公園の中に第一カッター球場(通称:秋津球場)があります。"WBSC 世界女子ソフトボール選手権大会 2018"の予選リーグと順位決定戦の主要開催場所のひとつになっており、今朝から通行・駐車規制の看板が立てられています。

決勝トーナメントはマリンスタジアムで開催されますが、もうすぐ世界中の雄々しいソフトボール女子がこの秋津球場に集結すると思うとワクワクします。

秋津公園には秋津球場に隣接してサッカー場もあり、全日本チームの海外代表チームとの対戦前の練習場になっており、なでしこジャパンの雄姿を見る機会に遭遇したこともあります。

秋津公園は私の代表作のひとつ「公園のオカマ」の舞台です。題名から想像されるのとは一味違う長編小説で、福島の美しい自然やジェンダーのシリアスな揺らぎがテーマになっているエンターテインメント小説です。ある朝、私自身が秋津公園駐車場の側道で女装男性とすれ違ったことにインスパイアされた作品です。

2018年7月10日火曜日

表紙画像撮影用にソニーα7Ⅱを購入

KDP作家は小説を書き、表紙を作り、ePubファイルを作って初めて出版できるわけですが、作家たるもの文章を書くのは得意でも、表紙作成のための美術的作業には自信がないという人は多いのではないでしょうか。私も見様見真似で表紙を作り、ロイヤルティーフリー画像の取得や著作権表記関係は知恵がついて来たのですが、常々、自分で撮った写真を表紙や挿絵に使ってみたいという気持を抱いていました。

何年か前にも同様な気持ちになり、ソニーのNEX-C3という一眼カメラとシグマ 30mm F2.8 DNというレンズを購入しました。NEXを選んだ主な理由は父が生前愛用していた50mm F1.4のレンズを使えるデジタルカメラが欲しかったからです。しかし50㎜レンズをAPS-Cカメラで使うと画角が75㎜相当になるので旅行などでも使う機会が殆どなく、いつもシグマの30㎜を着けていました。その後しばらくして買ったスマホのカメラの性能が良かったので結局NEX-C3は出番が減っていました。

そこでフルサイズのカメラが欲しくなり、KDP作家でも買える価格のソニーα7Ⅱボディーを購入しました。その結果、 父の形見のZeiss Planar T* 50mm F1.4が使えるようになって満足しています。

α7Ⅱの良い所はオールドレンズをマニュアル・フォーカスで楽に使えること。「ピーキング」といって焦点が合う部分を赤色(色は選択可)で示す機能がついており狙った場所に楽に焦点を合わせられます。それにNEX-C3と違ってボディー側に手振れ補正が内蔵されているのでオールドレンズでブレの無い写真を撮ることができます。

また、期待していなかったことなのですが、APS-C用のシグマ30㎜はα7Ⅱに装着するだけで45mm相当のレンズとして認識され普通に使えます。非常に小型軽量なのに落ち着いて温かみのある写真が撮れるので気に入っています。

Leica-Huawei 3.95mm F1.6 1/25 ISO400にて撮影

自分で気づいた裏技としては、α7ⅡのAPS-C自動認識をオフに設定し超解像度全画素ズームを x 1.2~1.3に固定してシグマ30㎜を使うと画面の四隅のケラレ(暗い部分)が無くなり、フルサイズの36㎜~39㎜のレンズを使っているのとほぼ同等になります。ソニーα7Ⅱとシグマ30㎜ 2.8DNの組み合わせは非力な人間にとって合理的だと実感した次第です。


これで表紙画像・挿絵画像の撮影用の機材は一気に充実の域に達しましたが、実際に仕事の役に立てられるかどうかは別問題です。少なくとも旅行用には使いこなせるようになろうと思っています。

2018年4月17日火曜日

1ヶ月で6冊の小説を出版する方法

3/16から4/15までの1ヶ月の間に私は6冊の小説を出版しました。これは私自身として新記録です!

著者名:桜沢ゆう
2018/4/13    禁断のインスピレーション
2018/4/5    呪いのバービー人形
2018/3/20    禁断の閉鎖病棟
2018/3/16    過去からの呪文

著者名:Yu Sakurazawa
2018/4/3    Feminized for inspiration
2018/3/23    Feminized in the Name of God


これらは全て新作の小説です。厳密に言えば「禁断のインスピレーション」は「Feminized for Inspiration」の日本語版です。日本語の小説だけを取っても平均1週間で書いたことになり、驚異的だとは思いませんか?

種明かしをすると、日本語の4冊の小説は、全て過去に出版済みの英語小説を翻訳(日本語化)したものです。「日英TS文庫」というレーベルで立て続けに出版したわけですが、4~5万文字の小説(中編小説)なので短期間での完成が可能でした。「日英TS文庫」以外の私の小説の長さは平均10万文字ですから、着想から執筆、校閲、表紙作成、epub化、出版までを1週間で仕上げるのは無理というものです。

自分の英語小説ですので、当然ストーリーは頭の中に入っています。それを日本語化するにあたり、逐語訳~逐文訳していると、とても一週間で仕上げることはできません。英語と日本語は別の言語であり、単語も一対一対応してはいないので、正確に翻訳するのは非常に時間のかかる作業です。

私は、文単位での正確な翻訳をギブアップし、パラグラフ単位、乃至は章単位で意訳することに踏み切りました。その結果、すでにプロットが出来上がっている中編小説を日本語で書き上げて校閲するという、比較的楽な作業になります。

原作となる英語小説も校閲して出版しており、それを日本語化する段階でアラがあればあぶりだされます。曜日、年令、自分物の外観等々。日本語版を出版する際の二度の校閲によって、短期間で仕上げた小説としてはかなり完成度の高いものが出来上がります。

原稿は「秀丸」を使って横書きしますが、書き終えると「秀丸」の縦書き表示でチェックし、「でんでんコンバータ」でepub化したものを、最終的にSigilでアラ探し、別途Adobe Illustratorで作成したjpgファイルを追加してAmazon KDPにアップロードするという作業手順が定着しました。

翻訳物の難点は「翻訳クサイ表現」がどうしても残ってしまうということです。原作の英文の「味」を伝えようとすると、単語やフレーズに込められた気持ちが日本語文にも反映されるように努力する結果、日本語としては不自然な文になってしまいます。特に英文では抽象名詞や事象が主語となる場合が結構多く、そのまま日本語に直すと翻訳クサイい文になりがちです。すっぱりと思い切ってパラグラフ単位の意訳にすれば、この点をかなり回避できます。私にとって今後の主要課題です。

次作としては「禁断の鏡」(原作: Forbidden Mirror)の翻訳にとりかかったところです。



2018年4月9日月曜日

anone 最終回の感想とanone制作チームへの賛辞

昨夜anone最終回を見ました。半月以上前に録画した放送ですが、パートナーがその日から旅行に出かけてしまい、どうしても一緒に見たくて我慢して見ずにいたのです。

最終回は滅多にないほどのハッピーエンドでした。ハリカ(広瀬すず)は逮捕されて少年鑑別所へ、亜乃音さん(田中裕子)は懲役3年、彦星くんは香澄の家で暮らし、舵(阿部サダヲ)は病死と、普通に列記すると最悪なことばかりなのですが、登場人物の一人一人が負っていた葛藤が考えられるベストに近い形で解決されます。カタルシスのオンパレードという最終回でした。

作家としての私の観点では、インスパイアされることが山盛りのTVドラマでした。登場人物の一人一人に背負いきれないほどの暗い過去を負わせておいて、一見して暗い流れの中で、ハリカと彦星くんとの想像力に富んだメルヘンチックなほどピュアな交流と、亜乃音さんとの間に芽生える家族的な愛情という二つの暖かい流れで、連ドラが組み立てられていました。

TVドラマをちゃんと没頭して見ない人には「こんな暗いドラマは見ていられない」と思われて視聴率が低くなり「朝ドラで高視聴率を叩き出した広瀬アリスと人気が逆転した」などと酷評する記事が氾濫しました。

私としては、anoneは2~3年に一度のレベルの心に残る名作であり、センスが良くて洗練されていたと思います。

「悲劇」とは何かという定義を粉々に砕きました。とても肯定的で前向きな心の変化を表現するのに、悲劇的なエピソードを使う手法は中々真似できないものです。

スマホ・ゲームを使った心の交流が、類を見ない程洗練されていました。私自身、小説の中でPokemon Goを何度か使いましたが、何のひねりも無く単に主人公がPokemon Goをする以上の使い方が出来ていませんでした。anoneは、ゲームとはこう使うんだという手法を見せてくれました。

最終回までに、脚本家(坂元裕二)が意図して涙を狙ったシーンが2回ありました。いずれもハリカと彦星くんの絡みのシーンでしたが、幼少期の記憶以外には、顔も合わせたことのない二人の恋愛シーンで涙を取りに行くのは凄腕としかいいようがありません。ピュアな悲恋の使い方が素晴らしかった。

勿論、anoneの魅力の根幹は、脚本家*演出家が今の広瀬すずの能力と魅力によってドラマを組み立てることに成功したということだと思います。一歩間違えたら悲惨なドタバタ劇になりかねない実験的な冒険をぐいぐい押し通した制作チームに心からの賛辞を送りたいです。

 画像は横顔が広瀬すずに似た別人です。
https://flic.kr/p/5BQbxw CC BY 2.0


2018年3月2日金曜日

次に書く本の題名と内容を考えるためのツール

今書いている本が仕上がったら、次に何を書くか、もう頭の中にできていますか?

私は「創作ノート」に書き溜めており、その中から選びます。日常生活で頭に浮かんだアイデアは、まずスマホのGoogle Keepにメモします。歩いている間に思い付き、スマホに向かって口述する場合が多いです。Google音声入力は驚くほど精度が高いですが、それでも誤字脱字は多く句読点もありませんが、気にせずメモしておきます。帰宅したらPCに向かってGoogle Keepのメモを"創作ノート.txt"というテキストファイルにコピペし、誤字脱字などを訂正します。

この創作ノート.txtはGoogle Driveに置いてあり、秀丸で編集します。秀丸はアウトライン機能を設定してあるので、左カラムにメモのタイトルがずらっと表示されます。時々、メモしたアイデアを膨らませて、小説のアウトラインに近づけます。

現段階で創作ノート.txtには50を超えるネタが並んでおり、いざその中から次に書く小説のネタを選ぼうとすると、非常に迷います。50もあると、あれにしようか、これにしようかと悩み、何もないのと大差ありません。 悩んでいるうちに、その時ふと思いついたネタで、プロットも何もなしで第一章から書き始めるということもよくあります。

で、その小説が売れるかどうか?それは別問題です。私の場合、固定読者層があるのである程度の販売数は読めるのですが、面白ければ想定より多く売れるし、面白くなければ想定に届きません。「面白ければ」と簡単に言いましたが、①表紙が目を引く、②販売ページの紹介分が期待を持たせる、③SNSやブログの誘導がよかった、等々、さまざまな要因があります。読んで面白ければ、その本自体というよりは、他の本の販売が伸びたり、次回出版した本に促進効果はありますが、いきなりその本がガンガン売れるというわけにはいかないのが普通です。

ノンフィクション、ハウツー本が売れるかどうかについては本の題名と「何に関する本か」が極めて重要です。今、何の本が売れているか?すなわち現実に需要がある本を出版すれば、その需要の一部を自分のものにできるし、需要が殆どない本をわざわざ書いても売れないのは当然と言えます。

小説も、その時その時において売れているキーワードがあるので、例えば「ロマンス小説を書こう」と思い立ったら、Amazonのロマンス小説のカテゴリーで販売ランキング上位百冊の題名とセールスページを分析し、分析結果によって題名とストーリーを決める。そのようなマーケット・オリエンテッド(市場迎合的)な小説家になれば、「売れる作家」になることができると思います。

Amazon.comのKindleは、まさにそんな戦場になっているようです。アメリカのKDP作家にとってキーワードサーチで次に書く題材を絞り込むのは常識で、その作業抜きで小説を書くのは無鉄砲(鉄砲を持たずに戦場に赴く)という風潮です。

私は英語小説もニッチ分野の題材を集中的に書いているので、「無鉄砲」なやり方がある程度まかり通っていますが、今後はもう少し科学的なアプローチをすべきかなと考えています。

Amazonで販売ランキング上位作品を分析するのは、手動でやると手間がかかりますが、 ツール(ソフトウェア)が各社から発売されています。ネットで調べた結果、Kindle Spyというソフトが良さそうなので購入するつもりです。出版した本の投稿サイトへのサブミッターソフトKDROIと同じメーカーのソフトウェアです。2014に発売されてから改良を重ねているようで、ユーザー基盤の大きい製品のようです。(秀丸みたいなイメージでしょうか。)購入したら、レポート記事を書きたいと思います。Amazon.co.jpのサイトで日本語で使用可能なら非常に価値があるでしょうが、KDROIも日本語はちゃんと拾ってくれなかったので多分無理でしょうね……。

英語小説を活用して日本語小説を書く

前の記事「ビットコイン・仮想通貨に関するハウツー本の書き方」ではPLRライセンス付きの英語書籍を活用して日本語のハウツー本を書く方法についてのアイデアをご紹介しました。

この考え方は小説にも活用できます。正統派アプローチは日本語化したい英語書籍の版権者にコンタクトして日本語への翻訳権と出版権を入手することです。Amazon.comのKindle書籍で販売ランキングが上位にあるものを選んで、著者に直接コンタクトするのが手っ取り早いと思います。相手が有名な作家なら実績の無い無名の翻訳者は相手にしてもらえないでしょうが、そうでなければ案外簡単に権利を手に入れられるはずです。(逆の場合を考えてみて下さい。自分が日本のKDPで出版した小説を、英語訳させてくれとアプローチされたら、歓迎するのではないでしょうか?例えば売り上げの10%でOKするとか……。)

私の場合はYu Sakurazawaのペンネームで英語小説を出版していますので、幸い誰とも交渉せずに自分の英語小説を原作として、日本語訳または日本語版を出版可能です。

英語小説を書き始めたきっかけは「英語でプロットを書き、そのプロットをネイティブ・スピーカーのフリーランサー(ゴーストライター)に渡して小説に仕上げてもらう、その一方自分で日本語の小説を書けば、少ない労力で日本語と英語の小説を出版できる」というコスパ重視の発想でした。

しかし、その通り実行したのは第一作「第三の性への誘惑」「Enchanted into the 3rd Gender」と第二作「性転の秘湯」「A Slippery Slope in a Hotspring」だけで、それ以降は、英語小説と日本語小説は別々に書いています。英語小説の執筆作業はプロットを渡したらそれで終わりではなく、フリーランサーから上がってきた一次原稿にダメ出しをしたり、最終的に文法や表現に手を入れたりと、「編集者」としてフルタイムの仕事になります。それを日本語小説の執筆と並行して実施しようとすると、それ以外の小説を従来のように書く時間がなくなってしまうのです。

複数のフリーランサーを使って、精力的に英語小説の出版を進めた結果、2018年2月末までに68冊の英語書籍をAmazon.comで販売するところまできました。

2月14日に出版した"Abigail Resurrected"は自分でもなかなか気に入った作品で、ふと「日本の読者にも読んで欲しいな」と思い立ちました。そこで、頭の中にまだAbigailが生き生きと動いている間に、英訳を開始しました。

ところが、自分の作品とはいえ英語を日本語に翻訳するのは大変な作業だと改めて実感しました。これでは時間がかかりすぎると思って、英語の原作をプロットとして(膨らませたり削ったりしながら)日本語小説を書くことにしました。(というより、翻訳しているうちに、気がついたらそうなっていた。)

何故原文に忠実な翻訳をしないのか? それは原作者と翻訳者が同一人物(私)であり、私の脳にあるストーリーの流れやイメージを日本の読者に伝えるためには、日本語で組み立て直す方が遥かに短時間で済むからです。

名詞を除くと英単語に一対一で対応する日本語の単語が存在することは、どちらかと言えば稀です。英和辞典を引くとひとつの単語に多くの日本語訳がついていますが、あれは単語に多くの意味があるのではなく、ひとつの日本語では言い表せない意味・語幹・語感を持った英単語なのです。(複数の異なる意味を持つ英単語も沢山ありますので念のため。)

単語レベルでもずれているし、フレーズの段階、センテンスの段階、パラグラフの段階、各々の段階で英語と日本語を対応させるのは至難の業です。Kazuo Ishiguroの名作を日本語に訳すのは、私から見れば翻訳というより芸術だと思います。ほぼセンテンス単位で原作を損なわない最適かつ見事な日本語の文章になっているからです。

結果として、翻訳開始からAmazon.co.jpでの出版まで丁度2週間で8万文字の小説が仕上がりました。英語版出版作業の中で頭の中できちんと揉まれたストーリーであり、それをプロットとすることで、ゼロから書くよりは短期間で完成度の高い小説ができたと思います。

http://amzn.to/2t9gg9B http://amzn.to/2F4FcAU





2018年2月28日水曜日

ビットコイン・仮想通貨に関するハウツー本の書き方

ビットコインを始めとする仮想通貨相場のバブル崩壊とその後の乱高下、それと同時にコインチェックの仮想通貨NEM流出事件、Zaiffでの21億BTC発注事件など、仮想通貨はいったいどうなるんだろうかと心配させる出来事が起きています。

社会的に注目が集まっているニッチ分野というのは、セルフパブリッシング作家にとっての有望領域だと思います。私はこれまでにAmazon KDPで136冊の小説(日本語・英語の合計)を出版しましたが、ノンフィクションは1冊だけです。 「原作開発プロジェクトコンテスト受賞作家が明かす 売れる小説の書き方」というハウツー本で、本業(小説)の延長みたいな本です。

ビットコインには興味があるので、自分の殻を破るという意味でも挑戦しようかなと思い立ちネットで学び始めましたが、例えば「主婦のための」とか「OLのための」という私が書きやすそうな種類のハウツー本でも、執筆可能レベルに達するまでにはかなり学習時間がかかりそうです。コスパ悪そう……。

じゃあ安易に語学力を活かそう!と思い立ち、翻訳権を取得できそうな英語のハウツー本を探し始めました。そこでヒットした書籍が2つありました。

Become a Bitcoin Virtuoso!
  1. Who is Satoshi Nakamoto
  2. There is a Limit to Bitcoins
  3. Fiat Money Explained
  4. The Cryptographic Protocol
  5. How to Buy Bitcoin
  6. Should You Invest in Bitcoin?
  7. Bitcoin - the Basics
  8. Mining for Bitcoins
  9. Where to Buy Bitcoins and Where to Spend Them
  10. Other Cryptocurrencies
  11. Bitcoin Forking
  12. Bitcoin Cash
  13. Watch Your Wallet
  14. Bitcoin Misadventures
  15. Can You Get Free Bitcoins?
約8,300語(30ページ強ってところかな)のPLR書籍です。価格(権利料)はわずか$15。普通に勉強のために本を読むつもりで買える価格です。

ご存知の通りPLRとはPrivate Label Rights、すなわち、タイトルを好きなように改変して再販しても良いという形のライセンスで、この本の場合は、タイトルだけでなく、内容を如何様に変更してもOKだし、勿論翻訳しても大丈夫。

Bitcoin Profit Secrets
Done-For-You Private Label Package

こちらは少しお高くて$37。約40,000語(160ページ)の電子書籍だけでなく、グラフィックや販促(販売)サイトやメルマガのテンプレートまでついた完全セット版です。恐らく英語圏では、そのままコピペの本とか、単語や語順などだけを改変した節操のないコンテンツが氾濫していることでしょう。$37払って手に入れて、最悪$10で4冊売れればトントンというアメリカ人らしい思考……。

日本向けですと、このパッケージを買えば自分が使いたい部分だけを活用し、自分の言葉に直し、日本人が興味を持っているエピソードを適宜挿入すれば、読者が見て「他にない」書籍に仕上げられそうです。
  • Lesson 1 - What is Bitcoin and Cryptocurrency?
    Lesson 2 - How Is The Value of Bitcoin Determined?
    Lesson 3 - Different techniques to acquiring bitcoin.
    Lesson 4 - Everything you need to know about Bitcoin Mining
    Lesson 5 - Storing your Bitcoin and other cryptocurrency safely
    Lesson 6 - Trading and Selling your Bitcoin for profit
    Lesson 7 - Using Bitcoin as an investment strategy
    Lesson 8 - Accepting and using Bitcoin in your business
    Lesson 9 - Protect yourself against fraud and theft
    Lesson 10 -The Future of Cryptocurrency
買うか買うまいか迷っているところです。これを手掛ければ2~3週間か、下手をすると1ヶ月ほどかかるという予感があります。小説を書く方がコスパが高そうです。

やっぱりやめとこうかな……。
販売サイトやメルマガのテンプレート付きなら、インターネットでのコンテンツビジネスのひとつの完成版を学べるという意味で、とにかく買おうかな……。

2、3日考えてみます。






2018年2月26日月曜日

KDPで出版した電子書籍の販売促進ツール

私の場合KDPで出版した電子書籍の販売促進は主に下記の方法で実施しています。
  • 自分のブログに紹介記事を書きAmazonの販売ページへのリンクを掲載する。
  • Amazon.comで出版済みの本は5日間の無料ダウンロードキャンペーンを打ち続ける(68冊出版済みなので各書籍を年に1回無料キャンペーンする計算になります。)
英語本の場合は、電子書籍の紹介サイト、特に無料DL期間中の本を専門に紹介するサイトが数多く存在しており、出版した本の紹介記事をこまめに投稿すればそれなりの販促効果があります。私も英語出版を開始したころ、数か月間はそのようなこまめな作業を自分で実施したり、Fiverrなどでフリーランサーに依頼して投稿してもらったりしたのですが、面倒になってきて、ここ1年ほどは無料キャンペーンを打つだけになってしまいました。フリーランサーを使った場合の相場としては経験豊富なフリーランサーに10のサイトに投稿してもらって$10ぐらいが相場でした。(もっと安いフリーランサーも存在します。)
先週、KDP作家向けのメルマガで、電子書籍の紹介記事の投稿を自動でやってくれるソフトの紹介があり、価格も高くなかった($47)ので半信半疑で購入してみたところ、期待した以上に役立ちました。

これはKDROIというソフトで、Google Chromeのアドオンとして動作します。
電子書籍のタイトル、ASIN、Amazon販売ページのURL、価格、著者名、メールアドレス、紹介文(サマリー)を記入し、無料キャンペーンなどの開始日と終了日を選ぶと、このソフトウェアが各々の販促サイトに適したフォーマットに変換してくれて、20以上のサイトに一発で投稿できます。

https://jvz6.com/c/137673/179288

このソフトはキンドル出版用のキーワード、カテゴリー等の解析ソフトでベストセラーの実績があるKDSPYというソフトのメーカーが1~2年前に発売し、英語圏のKDP作家にはよく知られたソフトのようです。

インストールはGoogle Chromeの拡張(アドオン)としてワンクリックで完了します。実際にこのアドオンを使ってフリーキャンペーンについて投稿作業を行ってみました。

まず、プロモーションしたい自分の電子書籍のAmazonの販売ページを開きます。そこでKDROIのソフトを起動(Chromeの右上に表示されたアイコンをクリック)すると、以下のように本のタイトル、販売URL、ASIN、価格、著者名を自動的に拾って記入してくれます。コンタクト用のメールアドレスは自分で記入します。


 次の画面では本の説明と著者に関する説明をKDROIが自動的に拾って記入してくれています。編集してもよいし、そのままNEXTを押しても結構です。



次は投稿したいウェブサイトを選びます。全部のサイトに投稿したければそのままNEXTをクリックします。

AmazonのKDPの本棚で設定した無料キャンペーンの開始日と終了日を入力します。


ここでSubmit Promotionsをクリックすると、投稿作業が開始され、数十秒で完了します。



結局手動入力したのはメールアドレスと無料キャンペーンの開始日・終了日だけですので一冊当たりに必要な作業は一分もかかりません。ささっと3冊やってみましたが、拍子抜けするほど簡単に約30サイトへの投稿が完了しました。例えば一番下の行の"Abducted into the Third Gender"の場合は以下の29サイトへの投稿がSuccessfulで、他3サイトへの投稿がUnsuccessfulに終わりました。 

 "People Reads", "I JustRead.It", "Awesome Gang", "Ignite Your Book", "Free99Books", "Indie Book of the Day", "eFreeBooks", "Book Deal Hunter", "eReader Cafe", "Free Books", "Armadillo eBooks", "Its Write Now", "Free Discounted Books", "eReader Girl", "Book Goodies", "One Hundred Free Books", "eBook Bargains Today", "Book Boost", "Free Stuff Times", "eBooks Habit", "Frugal Freebies", "Book Circle", "eBook Lister", "Bookzio", "Freebies 4 Mom", "Discount Book Man", "Pretty Hot", "Mega Book Deals", "eBook Saurus"

のべ90サイトへの投稿が$47でできたということはFiverrなどでフリーランサーに頼むよりずっと安上がり。元を取れた気分です。KDROIは英語書籍を出版する作家にとって強い味方だと思いました。

日本語の本はどうか?ということで、Amazon.co.jpで出版中の本のページで起動してみたところ、日本語の文字は拾ってくれませんでした。手動入力でタイトル、ASIN、著者名などを入れればOKですが、上記の4段階目の投稿先サイトが英語サイトばかりですので、残念ながら日本語の本の販促には使えません。


 Comment:
参考になりました!ありがとうございました!!