2018年7月10日火曜日

表紙画像撮影用にソニーα7Ⅱを購入

KDP作家は小説を書き、表紙を作り、ePubファイルを作って初めて出版できるわけですが、作家たるもの文章を書くのは得意でも、表紙作成のための美術的作業には自信がないという人は多いのではないでしょうか。私も見様見真似で表紙を作り、ロイヤルティーフリー画像の取得や著作権表記関係は知恵がついて来たのですが、常々、自分で撮った写真を表紙や挿絵に使ってみたいという気持を抱いていました。

何年か前にも同様な気持ちになり、ソニーのNEX-C3という一眼カメラとシグマ 30mm F2.8 DNというレンズを購入しました。NEXを選んだ主な理由は父が生前愛用していた50mm F1.4のレンズを使えるデジタルカメラが欲しかったからです。しかし50㎜レンズをAPS-Cカメラで使うと画角が75㎜相当になるので旅行などでも使う機会が殆どなく、いつもシグマの30㎜を着けていました。その後しばらくして買ったスマホのカメラの性能が良かったので結局NEX-C3は出番が減っていました。

そこでフルサイズのカメラが欲しくなり、KDP作家でも買える価格のソニーα7Ⅱボディーを購入しました。その結果、 父の形見のZeiss Planar T* 50mm F1.4が使えるようになって満足しています。

α7Ⅱの良い所はオールドレンズをマニュアル・フォーカスで楽に使えること。「ピーキング」といって焦点が合う部分を赤色(色は選択可)で示す機能がついており狙った場所に楽に焦点を合わせられます。それにNEX-C3と違ってボディー側に手振れ補正が内蔵されているのでオールドレンズでブレの無い写真を撮ることができます。

また、期待していなかったことなのですが、APS-C用のシグマ30㎜はα7Ⅱに装着するだけで45mm相当のレンズとして認識され普通に使えます。非常に小型軽量なのに落ち着いて温かみのある写真が撮れるので気に入っています。

Leica-Huawei 3.95mm F1.6 1/25 ISO400にて撮影

自分で気づいた裏技としては、α7ⅡのAPS-C自動認識をオフに設定し超解像度全画素ズームを x 1.2~1.3に固定してシグマ30㎜を使うと画面の四隅のケラレ(暗い部分)が無くなり、フルサイズの36㎜~39㎜のレンズを使っているのとほぼ同等になります。ソニーα7Ⅱとシグマ30㎜ 2.8DNの組み合わせは非力な人間にとって合理的だと実感した次第です。


これで表紙画像・挿絵画像の撮影用の機材は一気に充実の域に達しましたが、実際に仕事の役に立てられるかどうかは別問題です。少なくとも旅行用には使いこなせるようになろうと思っています。

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